去る６月１６日に、国連総会は「国際盲ろうの日」（International Day of Deafblindness）決議案を無投票で採択し、６月２７日を「国際盲ろうの日」と正式に宣言しました。この決議案は、日本を含む９９ヶ国が共同提案国となり、実現したもので、国連総会は、すべての加盟国と国連機関に対し、社会のあらゆる側面における盲ろう者のエンパワーメントとインクルージョンを促進するよう呼びかけました。

６月２７日という日は、ヘレン・ケラーの誕生日にあたります。この歴史的な記念日の宣言を受けて、世界盲ろう者連盟（ＷＦＤＢ）のサンニャ・タルツァイ氏（クロアチア）会長は、「この決議は、組織化された市民社会のスピードと有効性を示す力強い例です。盲ろう者をこれ以上置き去りにしてはならないという明確なメッセージを送っています。」と述べました。

当協会としては、この「国際盲ろうの日」制定の趣旨を踏まえ、盲ろう者のエンパワーメントとインクルージョンの促進に向けた活動を、一層推進してまいります。

※世界盲ろう者連盟ホームページにてプレスリリース（英語）をご覧頂けます。
・団体ページ　https://wfdb.eu/
・プレスリリース　https://wfdb.eu/2025/06/27/june-27-marking-the-worlds-first-international-day-of-deafblindness/