盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2

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本事業は、休眠預金活用事業の助成を受けて実施しています。

当協会は、日本民間公益活動連携機構(JANPIA)が行う休眠預金活用事業による助成を受けて、2021年度より「盲ろう者の地域団体の創業支援事業」を実施してきました。この事業では、盲ろう者の地域団体(盲ろう者友の会、盲ろう者を中心とした作業所など)に対して、同行援護事業所開設の支援や盲ろう者の掘り起こし活動の支援などを行っています。この結果、2024年10月現在において、支援対象である5団体すべてが同行援護事業所を開設し、団体の活動を活性化させてきました。
 このような成果を踏まえ、当協会では、さらに盲ろう者の地域団体への支援を拡充していくために、本年度から、下記のとおり「盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2」を実施することとしました。本事業においては、同行援護事業だけでなく、地域団体が地域のニーズに応じた様々な障害福祉サービス事業を展開していくための支援を行うこととしております。また、本事業においては、既に同行援護事業を実施していて、新たにその他の障害福祉サービス事業を実施する団体への支援(Aタイプ)と、これから新たに同行援護事業を実施する団体への支援(Bタイプ)に分けて支援を行います。

本事業による助成の対象となる地域団体(実行団体)の選定にあたっては、公募を行います。実行団体選定のスケジュールは、下記の通りです。関心のある団体は、下記より公募書類一式をダウンロードいただき、公募締切日までに当協会へお申込みください。
なお、公募説明会を2024年12月6日(金)に実施します。詳細は、公募書類一式に収録しておりますので、そちらをご参照ください。

実行団体選定の流れ 

Webサイトにて公募要領公開

2024年11月22日(金)

公募説明会の開催

2024年12月6日(金)

公募締め切り

2025年3月7日(金)

実行団体の審査、内定通知、実行団体決定、契約締結、助成事業開始

2025年3月下旬 

ダウンロード

●公募要領及び公募説明会案内一式

【収録ファイル】
  • 1-「盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2」の実施(公募)について
    2-(別紙)公募説明会実施要領
    3-(別添) 実行団体公募要領
    4-1【様式1】助成申請書
    4-2【様式2】事業計画書
    4-3【様式3】資金計画書
    4-4【様式4】自己資金に関する申請書
    4-5【様式5】団体情報
    4-6【様式6】役員名簿
    4-7【様式7】ガバナンス・コンプライアンス体制現況確認書
    4-8【様式8】コンソーシアムに関する誓約書
    4-9【様式9】コンソーシアム協定書ひな形
    4-10(別添)実行団体用積算の手引き
    4-11(別添)コンソーシアム協定書(案)作成における留意点
    (参考)4-2【様式2】事業計画書
    (参考)4-4【様式4】自己資金に関する申請書
    (参考)実行団体積算例(シート2種類あり)

応募がありました団体(計7団体)について、2025年3月18日に選定・適性化委員会を開催し、厳正なる審査を行った結果、6団体(Aタイプ:2団体、Bタイプ:4団体)を実行団体として内定といたしました。つきましては、下記の通り、内定団体及び応募があった団体をお知らせします。

【Aタイプ 内定団体】 

1.特定非営利活動法人 東京盲ろう者友の会

所在地:東京都新宿区岩戸町4番地 87ビルディング岩戸町2階
事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2
事業名(副):盲ろう者の可能性を開く就労継続支援B型事業所の設立
【事業概要】
障害福祉サービスの一つである「就労継続支援B型」の事業所を立ち上げ、盲ろう者の状況に配慮した環境や仕事、就労形態を整備し、盲ろう者に就労の機会を創出する。また、生産性の向上による工賃アップを目指し、ICTの活用による集中的な就労訓練の機会を提供し、盲ろう者の職業能力を向上させる。
従来、当会では、東京都盲ろう者支援センターを運営し、社会参加促進事業として、東京都内の各所において、交流会やサークル、学習会等を実施してきた。これらの日中活動の場に加え、就労の場を作ることで、盲ろう者の幅広いニーズに対応することができ、さらに社会参加の機会が増大することが期待される。
また、盲ろう者の就労支援における具体的配慮についての事例を積み重ね、それを社会に広く周知していくことで、一般就労も含んだ盲ろう者の就労の可能性について、企業・団体、福祉事業所等に理解・認識してもらい、盲ろう者の就労機会を社会に広げていくことを目標とする。
 

2.特定非営利活動法人 兵庫盲ろう者友の会

所在地:兵庫県神戸市兵庫区水木通2丁目1番9号 中山記念会館301
事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2
【事業概要】
ひょうご盲ろう者支援センターは神戸市にあり、北部地域の盲ろう者が孤立している。令和5年度兵庫県盲ろう者実態調査を行い、朝来市に盲ろう者が10名いることがわかった。全員に訪問を行い、施設入所の盲ろう者を含め5名が 盲ろう者向け通訳・介助員派遣の登録をおこなった。現在は、月1回交流会をおこなっているが、北部地域の通訳・介助員の登録者が少なく十分な支援が難しい。北部地域の朝来市に拠点を作ることを進める。
・通訳・介助員養成講座開催、同行援護養成研修開催
・多機能型事業所(生活介護、就労支援B型など)の開設
・交流会の開催
・地域住民との交流:交流会、カフェ、学習会など
・北部地域の盲ろう者の掘り起こし

 【Bタイプ 内定団体】

1.みやぎ盲ろう児・者友の会

所在地:宮城県仙台市青葉区上杉1丁目6-10EARTH BLUE仙台勾当台ビル5F
事業名:盲ろう者と地域のイキイキ生活支援事業
事業名(副):盲ろう者と人と社会と情報をつなごう!
【事業概要】
みやぎ盲ろう児・者友の会を法人化(NPO法人)した上で、同行援護事業所を開設し、宮城県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、あわせて、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに、盲ろう者や支援者との交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会などの友の会の活動をより一層充実したものにしていく。

2.特定非営利活動法人 埼玉盲ろう者友の会

所在地:埼玉県さいたま市浦和区大原3-10-1障害者交流センター内
事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2
【事業概要】
同行援護事業所を開設し、埼玉県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、あわせて、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会などの友の会の活動を一層充実していく。

3.鳥取盲ろう者友の会

所在地:鳥取県米子市長砂町401番地 菅澤則夫方
事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2
【事業概要】
鳥取盲ろう者友の会を法人化(NPO法人)した上で、同行援護事業所を開設し、盲ろう者の移動やコミュニケーション支援の充実を図る。また、盲ろう者の趣味活動の支援、フレイル予防・身体能力維持の支援を行い、心と身体の健康促進やQOL向上を図る。合わせて作品展や上映会、交流イベント等を実施し、地域との繋がりや盲ろうの啓発活動を実施。将来的には盲ろう者の就労の支援も合わせておこなっていきたい。

4.特定非営利活動法人 福岡盲ろう者友の会

所在地:福岡県糸島市志摩井田原481番地1
事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2
【事業概要】
同行援護事業所を開設し、福岡県内における盲ろう者の移動ならびにコミュニケーション、情報提供の支援の充実を図る。併せて、社会とのつながりを失い孤立している盲ろう者の掘り起こしを行い、自立・社会参加に向けての支援の充実を図る。そのためにも行政への働きかけも行っていく。盲ろう者の交流会、コミュニケーション学習会、自立訓練活動などで集える機会を増やし、さらには他団体との連携行事などにも積極的に参加し、友の会の活動を一層充実していく。


【上記のほか公募があった団体(1団体)】

NPO法人設立準備会

所在地:
事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業
事業名(副):盲ろう者のウェルビーイングの実現を目指して
【事業概要】
盲ろう者友の会有志で法人取得(NPO法人)した上で、同行援護事業所を開設し、長崎県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに、盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会など、友の会の活動の充実に向け支援する。

本事業に関するお問い合わせ先

社会福祉法人 全国盲ろう者協会(担当:伊藤、中川)
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67番地 早稲田クローバービル3階
電話 03-5287-1140  FAX 03-5287-1141  Eメール info@jdba.or.jp