NPO法人 
全国盲ろう児教育・支援協会

全国盲ろう児教育・支援協会は、目と耳の両方に障害のある盲ろう児が外の世界と触れ合って無限の可能性を広げていけるよう、盲ろう教育の推進など必要な全ての支援に取組んでいきます。

 更新情報

News

2024年5月11日「齋藤陽道『絶対』を起点に想像力を耕すワーク&トーク」イベントを開催します

当協会では、サークル青い宙様との共催により、5月11日(土)に横浜赤レンガ倉庫にて、標題のイベントを開催することになりました。イベントは2部構成となっており、第1部(13:00~15:00)は盲ろう児を対象に「しぼり染めワークショップ」、第2部(16:00~18:00)は斎藤陽道(さいとうはるみち)さん、もりやままなみさん、早瀬憲太郎(はやせけんたろう)さんを講師にお呼びし「わたしたちの絶対」というテーマでトークイベントを行います。
詳細はイベントチラシをご覧ください。参加を希望される方は、チラシ内のQRコードから、もしくは、下記のグーグルフォームより、お申込ください。申込締切りは4月30日(火)までです。(※第2部は定員に達したため申込受付を終了しました。)
※本イベントは、ファーストリテイリング財団の助成を受けて開催します。

イベントチラシ(PDF)
第1部参加申込用グーグルフォーム

 

2022年4月22日 資料公開のお知らせ

「学齢盲ろう児の学習と教育の内容と方法が卒後の盲ろう児の生活に与える影響に関する研究」成果報告書(文部科学省委託 令和3年度特別支援教育に関する実践研究充実事業)を公開しました。以下よりダウンロード頂けます。


設立趣旨

Purpose of establishment

 


理事長 
福島 智


視覚と聴覚の両方に重複して障害をもつ盲ろう児は、情報の取得やコミュニケーションなどに極めて大きな困難を抱えており、その健全な育成を図るためには、出生時から乳幼児期、学齢期、さらには卒後の進路まで、総合的かつ一貫した支援が必要とされます。
 しかしながら、人数の少ない盲ろう者の中でも、特に先天性の盲ろうは極めて希少な障害であることなどから、わが国においては、盲ろう児の支援体制は非常に貧弱であり、盲ろう児の保護者は、医療機関から盲ろうという診断を受けた後、盲ろうについて十分な知識・経験を有する相談機関と相談したり、盲ろう児を育てた経験のある保護者からのアドバイスを受けたりする機会もなく、孤立して悩んでいるのが現状です。また、就学前の障害児を対象とする児童発達支援事業所などに通所しても、事業所側では盲ろう児に関する専門性に乏しく、十分な支援を受けることはできません。
 さらに、盲ろう児支援の中心となるべき学校教育の場においては、盲ろう児とその保護者は、すでに就学相談の段階から、障害特性を踏まえた専門的な支援を受けることができません。わが国には、視覚障害児を対象とする特別支援学校(旧盲学校)や聴覚障害児を対象とする特別支援学校(旧ろう学校)はありますが、盲ろう児を対象とする特別支援学校はなく、「盲ろう教育」という分野も確立されていないのです。当然ながら、盲ろう教育についての専門性を持った教員も養成されていません。視覚障害児の教育が聴覚を活用することを、聴覚障害児の教育が視覚を活用することを主眼に構成されていることを考えると、学校教育の現場において、視覚と聴覚の両方に障害を持つ盲ろう児は、極めて厳しい状況下にあると言わざるを得ません。また、たまたま盲ろう児を担当することになった教員は、盲ろう教育に関する研修の機会もなく、どこからも支援を受けられずに一人で悩んでいます。
 このようなことから、絶対数は少ないながらも、重い障害を抱えて各地に散在している盲ろう児の健全育成に向けて、福祉分野や教育分野などの「縦割り行政」の垣根を超えて、盲ろう児についての専門的な知識、経験を持つ人材を幅広く組織し、盲ろう児やその保護者、盲ろう児にかかわる福祉・教育関係者などに対する支援活動を全国的に展開していくことが求められています。
 具体的な支援活動を展開していくためには、活動主体となる団体が必要ですが、これが任意団体であっては、盲ろう児とその保護者はもとより、盲ろう児支援にかかわる福祉関係者や学校関係者、行政関係者などから社会的信用を得ることができず、これらの方々と十分に連携していくことが困難です。また、このような活動を継続的かつ広域的に展開していくためには、幅広く賛同者を募り、活動基盤を強固なものにしていくことが不可欠であると考えます。このため特定非営利法人を設立して、盲ろう児支援のための全国的な活動を展開していくことを決意いたしました。 


法人の行う事業

Description of business

 生まれた時から目と耳の両方に障害のある盲ろう児は、外の世界を知ることや、他の人たちとのコミュニケーションを取ることなどに、とても大きな困難を抱えています。ヘレン・ケラーがサリバン先生から受けたような専門的な教育やその他の支援がなければ、自分で言葉を獲得し、物には名前があることなどを知ることもできないのです。盲ろう児が、自分の周りの世界を知り、そこにいる人たちと様々な思いを伝え合うことができるよう、教育やその他の支援の輪を拡げていくことが求められています。
 全国盲ろう児教育・支援協会は、全ての盲ろう児が、その子らしく伸び伸びと成長し、幸せな人生を送ることができる社会の実現を目指して、様々な活動を展開していきます。皆様の温かいご支援、ご協力をお願いいたします。
盲ろう児に関する啓発事業
盲ろう児の保護者に対する相談
盲ろう教育にかかわる教育関係者等を支援する事業
盲ろう児にかかわる教材カリキュラム等を開発する事業
盲ろう児及び盲ろう教育全般に関する調査研究事業
その他目的を達成するために必要な事業

 入会のご案内

admission guide

  全国盲ろう児教育・支援協会では
正会員・賛助会員ならびにご寄付を募っています

ご入会頂ける際は、当法人パンフレットの郵便払込取扱票、
または、下記の銀行口座までお振込下さい。
多くの皆様のご入会をお待ちしております。
正会員

正会員

この法人の目的に賛同して入会した個人及び団体
年会費 5,000円
賛助会員

賛助会員

この法人の目的に賛同し賛助するために入会した個人及び団体
年会費 3,000円

※振込先口座
  三菱UFJ銀行 高田馬場支店(店番053) 普通預金 2213019
口座名 特定非営利活動法人 全国盲ろう児教育・支援協会
トクテイヒエイリカツドウホウジン ゼンコクモウロウジキヨウイクシエンキヨウカイ

恐れ入りますが、銀行振込をされた方は
下記の「入会・お問い合わせ」フォームより、
ご入会者様の情報をお伝えください。


協会概要

Profile

法人名

特定非営利活動法人 全国盲ろう児教育・支援協会

住所

〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67番地
 早稲田クローバービル3階
(全国盲ろう者協会事務所内)

電話

03-5287-1140

FAX

03-5287-1141

Eメール

jdbcy-info@jdba.or.jp

開所時間

月〜金 9:00〜17:30
( 定休日:土・日・祝祭日)

設立年月日

2019年4月1日

役員構成

理事長 福島 智(国立大学法人東京大学先端科学技術研究センター 特任教授)

副理事長 可部 哲生(西村あさひ法律事務所 弁護士)

理事 山下 正知(全国盲ろう者協会 参与) 

   橋間 信市(全国盲ろう者協会 事務局長)

   田畑 真由美(盲ろうの子とその家族の会 ふうわ)

監事 岡本 明(筑波技術大学 名誉教授)

定款
情報公開

2022年度

事業報告書(ワード)

決算報告書(PDF)

2021年度

事業報告書(ワード)

決算報告書(PDF)

2020年度

LinkIcon事業報告書(ワード)

LinkIcon決算報告書(PDF)

2019年度

 

 

協会沿革

History

2019年12月13日

協会ホームページ開設

2019年4月1日

協会設立