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災害時における盲ろう者へのご配慮のお願い

 目と耳の両方に不自由を併せもつ盲ろうの方々にとって、災害時の不安・ストレスは計りしれません。普段、頼りにしている通訳・介助員に通訳・介助を依頼できなかったり、避難所など普段の生活とは異なる場所での生活を余儀なくされるなど、被災時における盲ろう者が抱える3つの困難(移動、情報保障、コミュニケーション)は、いっそう顕著なものとなります。
 ここでは、災害時における盲ろう者への配慮について、いくつかご紹介します。ぜひご一読頂き、被災された盲ろう者へのお心配りをお願い致します。

コミュニケーション
盲ろう者がコミュニケーションの方法について希望を申し出た場合には、希望に添った方法で会話をしてください。盲ろう者の大多数は手のひらに文字を書いて通じます。盲ろう者の手のひらに、あなたの人差し指で文字を書いてみてください。文字は1文字ずつ大きめな文字で書きます。「○○(名前)です。はじめまして。」また、「ゆっくり話してください。」「筆談で太めの文字でお願いします。」「通訳・介助員を同席させてください。」など、盲ろう者が希望を申し出ることがあります。
話をするときは、短く、わかりやすく、ゆっくり話してください。
聞き返されたときは、快くもう一度言ってください。聞き返したときに相手が不快な顔をすると、話したい気持ちがなくなっていきます。その結果、会話をするのが嫌になってしまうこともあります。
複数の人での話すときは、一人ずつ話すようにしましょう。つい見えにくい、聞こえにくい方がいることを忘れて早口になったり、一度に複数の人が話したりしてしまいます。しかし、盲ろう者にとっては、わからないまま取り残されることはストレスになります。
通訳・介助員がいるときでも、本人に向かって話してください。通訳・介助員がいても、主体は盲ろう者本人です。通訳・介助員に話しかけるのではなく、盲ろう者本人に話しかけてください。
わかろうという姿勢で接してください。「わからない」と思い込んでしまうと、相手の言おうとしていることや行動していることを汲み取ることが難しくなります。よく見たら、相手は口形や身振りサインではっきり伝えてくれているかもしれません。
移動,情報保障
本人が自分で置いた場所から物を移動させないでください。もし、やむを得ず移動させる場合は、本人に移した場所を伝えて、物を触って確認してもらってください。
アナウンスが聞こえなかったり、案内表示が見えないために、周りの状況を把握できないことがあります。何か不安そうな顔をしていたり、きょろきょろしていたら、本人の正面まで来て肩か腕を軽くたたいて声をかけてください。
名前を呼ばれたとき、聞こえなかったり、どこへ行けばよいかわからないことがあります。必ず、盲ろう者のそばまで行って、肩か腕を軽くたたいて、注意を促してから、正面に顔を向けて名前を呼んでください。もし、通じない場合は、手のひらに文字を書いてみてください。
本人のすることを見守りましょう。本人ができることに手を出したり、代わってやってあげるのではなく、見守ってください。動作がゆっくりなのは、目や耳からの情報が入らない(入りにくい)ためです。